2024/12/27

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経済

台北国際書物展「金蝶奨」、台湾の書籍デザインの多元性示す

2015/02/17
「金蝶奨」の金賞を受賞した何佳興さん(中央)と南方家園出版社の代表(左)。(文化部サイトより)

第23回台北国際書物展(台北国際ブックエキシビジョン 2月11~16日 台北世界貿易センター)の「金蝶奨」授賞式が16日に会場内で行われ、『1980年代的愛情』のデザイナー、何佳興さんと南方家園出版社に金賞が授与された。また、『浮生記行 IN VISHNU’S DREAM 』と『不想工作』でそれぞれ銀賞と銅賞を受賞した彭星凱さんも注目を集めた。

「金蝶奨」は台北国際書物展における重要な活動で、文化部(日本の省レベルに相当)が主催し、財団法人台北書展基金会が実施している。台湾の出版業界が書籍の装丁とデザインを重視し、より多元的な形式の書籍を生み出すことで、読者にユニークな読書体験をもたらすよう奨励するもの。

今回は582点がエントリーし、上位30位に金賞、銀賞、銅賞、並びに27の栄誉賞が与えられた。これらの作品はいずれも、台湾を代表して「世界で最も美しい本コンクール(International Competition Best Book Design from all over the World)」に参加する。

審査員長を務めた王行恭さんは、今回の大きな変化として「図文書(イラストを多く取り入れた書籍)」の割合が大きく増えたことを指摘。文字とイラスト、さらには書籍全体のデザインまで一人でこなす趨勢が目立ち、今回はこうした作品が特に優秀だったと述べた。

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