日本では看護師不足の深刻化が進み、これまで東南アジアや中国大陸から看護師を誘致していたが、いよいよ台湾からの人材誘致も始まった。給与は年間520万日本円に上るという。
日本語訓練校、東京アジア学友会の高山豊理事長によると、日本の看護師はほとんど女性で、結婚して子どもを持つと退職する人が多いため、看護師不足が輪をかけて深刻となっている。
同会は先ごろ台湾で人材誘致を行い、すでに2人の看護学科の学生が日本語の教育を受けている。今後さらに9人が加わる予定だ。
一方、国立台湾大学医学部付属病院看護部の黄璉華主任は看護師に対し、日本は物価が高く生活費がかさむため、相対的に給与がよいというわけではないと指摘、台湾に残り看護師として仕事を続けるよう勧めている。