馬英九総統は2月28日午前、台北市内の228和平記念公園で行なわれた、中央政府による「228事件から68年の追悼式典」に出席した。
馬総統は、28日で228事件から68年であると同時に、政府が同事件に正式に向き合ってから20年になると指摘した。馬総統はその上で、過去20年、政府がもはや同事件に関する事柄を無視したり、隠ぺいしたりすることは無く、過ちを認め、謝罪し、慰霊碑を建立し、事件についての法律を制定して被害者に対して補償を行なっている他、国家レベルの記念館の建設や記念日を設けることで、事件の被害者の名誉を回復すると説明。さらに馬総統は、三代の総統、二度の政権交代を経ても、同事件の被害者に補償を行なう政府の誠意と行動は途切れたことは無く、今後も続けられていくと強調した。
馬総統は、228事件から68年が過ぎ、当時の衝突はすでに歴史となり、中華民国政府は皆が共に努力したことで真の民主政府となったが、同事件の教訓は永遠に忘れてはならず、歴史が繰り返されることはこれからも許されないと述べた。