馬英九総統は3日午前、台湾北部・台北市の台北世界貿易センター南港展示ホールで開催される「2015年台北国際工作機械見本市(TIMTOS)」の開幕式典に出席した。
馬総統はあいさつの中で、今回が台北国際工作機械見本市への4回目の出席になり、同見本市は世界で5番目、アジアで2番目の規模を誇るとたたえた。
現在、工作機械メーカーでは、台湾での生産が増えてきており、輸出機会も増加している。また、人材の育成について、企業は、産学連携を通じて、高級工業職業学校(日本の高専に相当)から人材の訓練を開始することで、安定して人材を確保でき、質の高い人材を育成できるとしている。
近年、工作機械などの機械工業産業は、積極的に転換を図っている。政府は、産業の競争力強化のため、「製造業サービス化、サービス業ハイテク化・国際化、伝統産業特殊化」の「3業4化」政策を引き続き執行するほか、スマート製造業には、ドイツで進められている「インダストリー4.0(第4次産業革命)」を推進し、今後、政府と民間の密接な協力を通して、機械工業産業が台湾の次なる1兆台湾元(約3兆7,700億日本円)産業になることを期待している。