台湾北部、新北市で2月27日から3月5日まで行われた「野柳神明浄港文化祭」は、旧暦1月15日の元宵節となった5日、イベントのクライマックスを迎えた。午前には神明浄港の儀式(港を清める儀式)が行われ、外国人も含む勇士109人が港を清めるため海に飛び込んだ。小雨が降り冷え込む天候の中、全員が漁に出る漁船の安全と大漁を願い海に飛び込んだ。
野柳漁港そばの廟、保安宮では中国大陸の福建・漳州の人々の守り神、開漳聖王を主神として祭っており、毎年元宵節当日には、地元の勇士が担いだ神輿(ご神体が乗るみこし)ごと海に飛び込み、天に一年の恵みを祈るのが慣わしとなっている。