旧暦1月20日(今年は3月10日)の客家(台湾のエスニックグループの一つ)の人々の節句「天穿日」に合わせて制定された「全国客家デー」を祝うイベントが8日、台湾最南端の屏東県にある客家文物館で盛大に始まった。見応えのある染物展や忠義祠(ふるさとを守るため闘い犠牲となった客家の人々を祭る施設)文化展には多くの人が訪れ観賞した。また、客家文物館と忠義祠管理委員会、六堆文教基金会という客家文化の伝承に取り組む3者が提携意向書を交わし、今後積極的に持続可能な協力モデルを打ち立てていくと発表した。
全国客家デーは、屏東県の年中の一大行事で、今後さらに多くの合同イベントを企画、良質の六堆(南部の高雄~屏東一帯の客家人の里)の客家文化を伝えていく方針だ。