馬英九総統は8日午後、「中華民国第23回十大傑出青年女性」授賞式に出席した。馬総統は、中華民国憲法の修正第10条では、「国は女性の人格と尊厳を守り、女性の身の安全を保障し、性別による蔑視をなくし、男女の地位の実質的な平等を促進しなければならない」と定めていると説明。また、国連開発計画(UNDP)が発表した、2013年の「ジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index, GII)」によれば、中華民国(台湾)は不平等の少なさで世界5位、アジアではトップだと指摘した。
一方で馬総統は、中華民国は男女の権利平等の議題において、引き続き努力が必要な点が存在するとし、同様の労働でも性別によって報酬に差がある現象を例に挙げた。そして、総統就任前、女性が男性と同じ報酬を得ようとすれば、男性より60日余り多く働く必要があったが、今年は55日まで改善されていると説明した。