国防部(日本の防衛省に相当)参謀本部作戦・計画参謀次長室連合作戦処長を務める鍾樹民少将は、今年の軍事演習「漢光31号演習」について、2016年の中国共産党の軍事力の脅威を想定した枠組みとし、合同防空、合同迎撃、国土防衛作戦の段階に分けて行うと説明した。これは陸空海の3軍が力を合わせ行う合同演習で、国軍の精鋭化計画による人員スリム化後の防衛軍事力と作戦計画の能力を検証する。
また、演習は昨年の実施状況を踏襲し、まずコンピューター補佐指揮所演習(兵棋演習)ののち、実際に兵士を動員した実弾演習を行う。兵棋演習は5月4~8日に例年通り国防大学が「攻撃軍」を担う。9月7~11日には5日間にわたる攻防演習を行う。