2024/12/26

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経済

国立故宮博物院、教育部と協力して地方の子どもたち招く

2015/03/12
国立故宮博物院での「大英博物館百品特展」は3月15日まで。(国立故宮博物院サイトより)

国立故宮博物院による「另眼看世界-大英博物館百品特展(A HISTORY of the WORLD in 100 OBJECTS)」は開幕以来大好評。都市と地方の間の芸術文化教育の格差をなくすため、故宮博物院はこのほど教育部(日本の文科省に類似)に対し、へき地の学校の生徒たちが参観にやってくるための交通費を補助するよう求めた。これを受けて、教育部は、「故宮文化軽旅行(小旅行)」プロジェクトを決定、台湾北部・新竹県尖石郷の石磊小学校をはじめとする、15県・市でへき地に位置する学校33校に補助を与えることにした。

同プロジェクトの実施期間中、合わせて約1万2000人の学生と教師が無料で「大英博物館特展」を参観し、100点の重要な文物から東西文化の発展過程を探ることになる。

補助対象に決まった、中南部・嘉義県の県立阿里山国民小中学校の李先生は、前回、同校の学生が故宮博物院を参観したのは6年前の「88風災」(2009年8月8日の台風被害)の後で、企業のサポートを得てのものだったと説明、今回は教育部と故宮博物院の努力により、子どもたちは飛行機で外国に出かけずとも世界の文明上、重要な宝物を見られることに興奮を隠せないでいると話した。

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