中国大陸は20日午後、新たに設置する航空路「M503」について、台湾海峡両岸の民間航空主務機関が初期合意した内容に基づき、M503に関し「ノータム(NOTAM)」と呼ばれる航空情報を発表した。
これによると、M503は当初の予定から延期されて3月29日に発効する。また実際に航空機が飛行する場合は、ノータムに基づき西側の中国大陸方向に6カイリ移動させた航路を採る。
これに続き、双方の航空当局は、民間航空に関する国際規定や現行の航空管制についての双方の協調メカニズムに基づき取り扱う。仮に航空機が台湾側に移動させた航路を取った場合、交通部(日本の国土交通省に相当)民用航空局は緊急航空情報として関連機関に通報し、地域の飛行の安全を確保するとしている。