台湾南部の高雄市は地元のヨット産業発展に向けて強い意欲を示し、高雄市をアジアにおけるヨットの展示販売センターに成長させようとしている他、ヨットを使ったレジャー産業と結びつけた、深みがあり、様々な特色を有するレクリエーション活動を打ち出している。
カリブ海に位置する友好国、ハイチ共和国のデュリー・ブリュテュス(Pierre-Duly Brutus)外相夫妻は先ごろ中華民国(台湾)を訪問した際、外交部(日本の外務省に相当)に高雄のヨット産業見学の手配を要請、「MIT(メイド・イン・タイワン)」のヨットが世界で築いている実績とその優れた工芸技術を絶賛した。
高雄市海洋局は、ヨットクラブと水上レジャー活動の推進に積極的に取り組むと同時に、台湾の精巧なヨット工芸技術を紹介していくと説明。さらには同市で「亜洲新湾区(Asia New Bay Area)」が徐々に形成されることで、高雄市のヨットを使ったレジャー活動と観光産業を世界とリンクさせられるよう期待している。
同局はまた、ヨットを使ったレジャー産業の業者の参与を後押しし、高雄市による同産業普及政策を組み合わせることで、高雄市における同産業の速やかな成熟を実現しようとしている。