国立成功大学分子医学研究所の呉梨華教授は2012年7月から2013年7月まで交換研究員として渡米、1年間の研究の末、腸の炎症性疾患の治療に全く新しい視点をもたらした。
呉梨華教授が第二著者として名を連ねる論文、「A gp130–Src–YAP module links inflammation to epithelial regeneration」は、国際的に著名な英科学誌「Nature」誌の3月号に掲載される。
呉教授はこのほど、腸の炎症性疾患の治療には炎症を引き起こす因子を抑制するばかりではなく、その活性を正常に保たせる方が腸粘膜の再生にプラスであることを発見した。