台湾北部、瑞芳駅(新北市瑞芳区)から国立海洋科技博物館の海科館駅(基隆市)を結ぶ台湾鉄道(台鉄)の支線、深澳線は昨年1月から運行を再開した。ただ、終着駅の海科館駅で、ディーゼル機関車が停車中の排気ガスと騒音を理由に、周辺住民から抗議を受けたため、廃駅となって久しい一駅先の八斗子駅が利用されるようになっている。これが意外にも、同沿線の美しい海景色が再発見されることにつながり、八斗子駅までの運行再開を望む声が上がっていた。
これを受けて台鉄は八斗子駅までの運行再開を決定、台鉄のまとめによれば、同駅のプラットフォームの整備に1,082万台湾元(約4,119万日本円)を計上し、11月末までに竣工する予定だ。
駅名は旧名そのままの八斗子駅とするか、観光PRのため番仔澳駅または望海巷駅とするかは今後議論の上、決定する。