2024/12/26

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政治

馬総統、海軍の軍艦「沱江」と「磐石」就役式典に出席

2015/04/01
馬英九総統(写真)は3月31日、台湾初の双胴型ミサイル哨戒艇、「沱江」並びに補給艦「磐石」の就役式典に出席した。(中央社)

馬英九総統は3月31日午前、台湾南部・高雄市の左営軍港における水星埠頭で、「海軍の沱江、磐石軍艦就役式典及び『国艦国造(中華民国軍の軍艦を中華民国が建造する)』の成果展示活動」に出席、各機関による「国艦国造」推進への努力を評価すると共に、「国防自主(自主防衛)」貫徹に向けての政府の努力と決意を重ねて強調した。

馬総統は、31日に就役した「沱江軍艦」について、中華民国(台湾)で初めて双胴型の構造を持つ現代化された軍艦だと指摘、ステルス性、スピード、強い攻撃力など優れた戦闘力を持つ他、その名称には深い歴史的意義があると説明した。

また、「磐石軍艦」の名称についても、台湾の百名山に数えられる東部・花蓮県の「磐石山」から取られており、「磐石のごとく固く、どっしりと揺るがない」意味合いを持つと説明、同軍艦が国土を防衛し、台湾海峡の平和を維持するための後ろ盾となるよう願ったものだと述べた。

馬総統はさらに、7年前の総統就任時に「藍色革命、海洋興国」の理念を打ち出し、その後「自主防衛」の政策方向を堅持していると説明、「国艦国造」による海軍整備の目標実現に努めることで、国防力と軍艦の建造能力向上を目指していると強調した。馬総統は、「沱江軍艦」と「磐石軍艦」は、「自主防衛」と「国艦国造」の政策理念の具体的成果だと指摘。馬総統によると、過去7年で政府は560億台湾元(約2121億日本円)を投じて様々な艦艇を建造、海軍では「光華6号ミサイル高速艇」30隻、「合字艇」4隻(合忠・合貞・合耀・合春)、「沱江軍艦」と「磐石軍艦」の合わせて36隻が新たに配備されたという。

「藍色革命、海洋興国」とは、海洋に関する権利を統一し、国の権益を守ると共に、海洋科学教育を強化して全国民で海の保護に努めること。また、海洋産業を発展させ、互恵共生を推進、持続可能な発展を実現し、各世代が共に海洋資源を享受できるようにすること。そして、台湾の優位性を利用して海洋大国へとまい進することを目指す政策。

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