2024/12/27

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ECFA商品貿易協議第10回交渉、中国大陸で行なわれる

2015/04/07
ECFA商品貿易協議の第10回交渉が中国大陸で行なわれた。(中央社)

台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会と中国大陸側の海峡両岸関係協会は3月31日から4月2日まで、中国大陸で、ECFA・両岸経済協力枠組み協議(協定)の商品貿易協議(協定)作業チームによる第10回会議を開き、同商品貿易協議について話し合った。

今回の会議で双方はWTO(世界貿易機関)協定のアンチダンピング措置、補助とバランス措置、世界のセーフガード(緊急輸入制限措置)、及び二者間のセーフガードに関する内容について話し合いを続けると共に、海峡交流基金会は、中国大陸と韓国とのFTA(自由貿易協定)の貿易救済措置に関する交渉の背景及び状況の把握に努めた。

双方は今回の話し合いで市場開放について意見交換を継続。海峡交流基金会はまず、中国大陸と韓国とのFTAにおける関税引き下げの現況を逐一確認した上で、台湾の産業が中国大陸と韓国とのFTAに劣らない市場開放を求める立場を伝えた。また、特に関心を寄せる項目を重ねて表明し、中国大陸の韓国に対する関税引き下げを上回る待遇を要求した。海峡交流基金会は、液晶ディスプレイ、工作機械、石油化学、自動車の四項目の主要産業以外に、従来型産業及び中小企業に対しても中国大陸側がより良い関税引き下げを提供するよう継続して求めた。

中国大陸と韓国がFTAに仮調印していることから、海峡交流基金会は今回、同FTAの交渉過程、関税引き下げモデル、検査検疫規定、経済協力事項、サービス業に関するネガティブリストと開放スケジュール、及び中国大陸側が同FTAの経済に対する影響をどう見ているかなどについての理解に努めた。中国大陸側は、FTA交渉の基礎はそれぞれ異なり、いずれも「オーダーメイド」に属すると説明したという。

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