台湾の百貨店はここ数年、フロア改装やテナント調整のほか、アミューズメント、飲食部門の充実を図り、顧客誘致に努めている。経済部(日本の経産省に相当)の統計によると、2014年の百貨店売上高は3,000億台湾元の大台を超える、3,061億台湾元(約1兆1,719億日本円)に上った。今年の売上高は、購買意欲の高まりや観光客の消費によって、2月までで前年同期比6.0%増加、通年では3,200億台湾元(約1兆2,251億日本円)に達する可能性もあるとみている。
また、2014年の百貨店での1人当たりの平均消費額(百貨店売上高÷人口)は、約1万3,000台湾元(約4万9,800日本円)だった。