行政院(内閣)の毛治国院長(首相)は15日、行政院防災科学技術応用プログラムの2011~2014年度成果発表会の授賞式および閉幕式に出席した。毛院長はあいさつで、中華民国(台湾)の防災システムは統合され整ったものであり、操作性も備えているため、海外への輸出やライセンス供与といった潜在力を持つと指摘、関連各機関に対して既存の基礎の上に努力を重ね、引き続き前進して欲しいとの期待を語った。
科技部(日本の文部科学省に類似)は、行政院が昨年末策定した同プログラム第2期(2015~2018年)は、これまでの7省庁23部局から10省庁32部局に拡大して取り組むこととなったと指摘し、今後も防災に関連する各省庁の科学技術をめぐる研究開発力を総合し、防災救助事業の実務をより着実なものとし、災害における被災者や損失を最小限に抑えたいとの目標を示した。