20日午前9時42分、台湾東部の海域でマグニチュード6.3規模の地震が発生、台湾全土で揺れが感じられた。震源は東部の花蓮県政府の東76.2キロメートル地点で、深さは18キロメートルとごく浅いものだった。さらに午後7時20分と同45分、8時ごろにも相次いでマグニチュード5以上の地震が発生した。
1日の間に数度も地震が観測されたことで、大地震の前兆を懸念する人々もいることについて、国家実験研究院国家地震工学研究センターの張国鎮主任は「正常なエネルギーの放出はよいこと」と説明し、余震が一切起こらなければかえって心配すべきと述べた。
20日は台湾で数度にわたって有感地震が観測されたが、北東部の宜蘭県蘇澳港からわずか約111キロメートルに位置する日本の沖縄県与那国島の近海でも、日本時間午前10時43分、午後8時45分、同9時前後にもそれぞれマグニチュード6.8、5.9、6.4規模の地震が発生した。