2024/12/26

Taiwan Today

経済

中華民国、カザフスタンのWTO加盟二国間交渉完了

2015/04/28
中華民国(台湾)はこのほど、カザフスタン共和国のWTO加盟に関する二国間交渉を終えた。カザフスタンはWTO加盟に一歩前進したことに。(中央社)

経済部(日本の経産省に相当)の鄧振中部長(大臣)は24日、中華民国(台湾)を代表してカザフスタンと、「台湾・澎湖・金門・馬祖個別関税領域とカザフスタン共和国との、カザフスタンのWTO(世界貿易機関)加盟についての二国間商品交渉議定書」に調印した。カザフスタンは他のWTO会員国との二国間交渉及び関連手続きを終えれば、WTO加盟が実現する見通しに。

経済部国際貿易局によると、中華民国は2002年にWTO会員となって以来、WTO加盟申請国16カ国に、モノ(商品)とサービスに関する市場開放交渉などの二国間交渉を要求。カザフスタンは1996年1月29日にWTO加盟申請を行い、中華民国は2004年に二国間交渉を要求、10回以上の交渉の末、2013年にサービスに関する交渉を終えた。今回、モノに関する交渉議定書が交わされたことで、カザフスタンのWTO加盟に対する中華民国の交渉は完了したことになる。

カザフスタンは人口約1700万人。産油国として世界18位で、鉱物資源に頼った経済成長により、中央アジアの国で最も繁栄している。2014年の中華民国とカザフスタンの間の貿易総額は約1億1282万米ドル。内訳は中華民国からの輸出が6563万米ドル、カザフスタンからの輸入が4719万米ドルで、中華民国の貿易黒字は1844万米ドル。対カザフスタン輸出は電機、機械、自動車部品などが主で、カザフスタンからの輸入はほぼ90%が原材料。両国間の貿易は相互補完性が高く、今後の大きな成長が期待できる。

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