中華民国(台湾)とカナダの通商会議、第11回台湾・カナダ二者間経済貿易諮問会議が1日(カナダ時間)、カナダのオタワで開かれた。今回の会議では、双方が二重課税回避協定(DTA)の実質的な内容について合意したことが最も大きな進展となった。双方は続いて国内手続きを済ませ、近日内に署名する見通し。
経済部(日本の経済産業省に相当)の卓士昭政務次長(副大臣)は今回の会議について、双方がDTAの実質的な内容で共通認識を確認したことが最も重要な進展だったと述べた。また、カナダは台湾にとり、米州における第2の貿易パートナーであり、台湾の対カナダ投資は4億米ドル近くに上る一方、同国の対台湾投資は5億米ドル余に達し、双方の貿易は高度に相互補完されていると述べた。さらに今後、投資協定の締結に向けた可能性についても双方で検討していくとの方針を明らかにした。