梅雨に入り初めてまとまった雨が降ったことで、深刻な水不足が続いている石門ダム(桃園市)では、ようやく状況がやや改善している。これを受けて経済部(日本の経済産業省に相当)は5日、石門ダムの供水範囲である台湾北部の桃園市、新北市の板橋・新荘および林口などで、4月8日から28日間にわたって実施していたレベル3の計画断水(1週のうち5日間給水、2日間断水)を、16日までいったん解除することと決定した。
注目すべきことに、今回の梅雨前線によりもたらされた降雨は5日正午までに、石門ダム集水区域で累計43ミリメートルの雨量となり、貯水量は全体で1200万トン増えたと見込まれる。