米国の対台湾窓口機関・米国在台湾協会(AIT)は6日(米東部時間)、Kin W. Moy氏が同協会台北弁事処(事務所 ATI/T)の新たな所長に就任すると正式に発表した。中華民国政府は7日、同人事を歓迎した。
Kin W. Moy氏は2011年7月から2014年7月までの間、米国務省で東アジア・太平洋担当の国務次官補代理を務め、米国のアジア太平洋政策の立案と執行に参与するなど、中華民国(台湾)と米国の関係を熟知。中国大陸の北京、韓国のソウルとプサンに駐在した経験もあり、ヒラリー・クリントン国務長官のオフィスで副総務秘書官(Deputy Executive Secretary in the Office of Secretary of State)を務めていた際には、オバマ政権のアジア・リバランス政策の策定過程にも関わった。