国立中山大学(台湾南部・高雄市)海洋科学学科の王玉懐副教授率いるチームが外国の研究チームと協力して発表した論文、『南シナ海における内部波の形成と運命(The formation and fate of internal waves in the South China Sea)』が学術雑誌「ネイチャー」誌の最新号に掲載されている。同研究では、南シナ海は世界最大の内部波をもち、巨大で未知のエネルギーを秘めていることを発見した。
この研究は、米国海軍研究事務所(Office of Naval Research, ONR)と科技部(旧行政院国家発展委員会=日本の省レベルに相当)が主導。参与した大学及びリサーチ機関は25で、米国からの20以外に、カナダ、フランス、韓国の学者も参加。中華民国(台湾)からは、国立台湾大学(台湾北部・台北市)海洋研究所と中山大学海洋科学学部が参加した。