2024/12/26

Taiwan Today

経済

台湾銀行の宜蘭旧行舎、美術館として復活

2015/05/18
台湾銀行旧宜蘭行舎。美術館として生まれ変わった。(宜蘭県文化局サイトより)

台湾銀行宜蘭支店の旧行舎は1949年12月1日に落成して使用が開始されて以来、数度の改修を経ながらも、外観は依然として古跡としての文化的色彩を保っており、台湾北東部・宜蘭県にとってはランドマークとしての意義を持つ。このため台湾銀行が1997年に旧行舎の建て替えを計画した際、宜蘭県政府は同行舎のある土地全体の用途を商業地域から文教地域に変更して美術館として使用することに決定し、同時に同行舎の主要部分を三級古跡に指定した。

台湾銀行は宜蘭県政府の協力の下、2011年1月17日に新たな宜蘭支店を完成させ、同年12月12日に新行舎での営業を開始。2012年7月15日、宜蘭県は台湾銀行から旧行舎を正式に借り受け、この建物を宜蘭県美術館に生まれ変わらせて地元の発展を促す計画が始まった。

宜蘭県は歴史と文化の深い基礎を備え、文化の気風が盛んな場所で、芸術家や文学者を数多く輩出している。この気風は今日まで受け継がれており、同県にある県立蘭陽博物館、国立伝統芸術センターはいずれも魅力たっぷりの芸術と文化の中心となっている。今回加わった宜蘭美術館は、宜蘭の「文化立県」を実現するための礎石。県民が楽しく学び、遊び、地元文化を享受する新たな源の誕生であり、大変意義深いものとなる。

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