台湾の太陽光発電関連で株価トップの店頭公開企業、碩禾電子材料株式会社(GIGA SOLAR MATERIALS CORP.)の子会社である禾迅投資株式会社(Yield Co.)が出資して日本の福島県に設立した発電所が21日午前、系統連系と商業運転開始のセレモニーを行なった。碩禾電子材料の陳継明董事長(会長)によると、発電所の展開は高い粗利益率と長期的かつ安定した収益という特徴を持ち、同社による発電所は台湾に続いて日本でのプロジェクトも今年から相次いで系統連系へと進む。年内に内外での発電所の系統連系量は40.5メガワットに達し、来年には同社の収益全体に占める発電所による利益の比率が倍増する見通しだという。
碩禾グループによる福島発電所は2013年に着工、発電規模は17メガワット。1ヶ月間の系統連系と試運転を経てこのほど正式な商業運転をスタートさせた。電力販売契約は運転開始日から起算して20年間。販売価格は1キロワットアワーで43.2日本円。台湾もしくは海外にかかわらず、台湾の企業による太陽光発電所として現時点では最大規模となっている。
同グループの今年の系統連系量は台湾で6メガワット。日本の福島県の17メガワット以外に千葉県での2.5メガワット、及びその他の地方での15メガワットを合わせて40.5メガワットに達する。福島県の日照と温度は太陽光発電での優れた変換率を実現する。同社の福島発電所は毎年約2000万キロワットアワーを発電、5000世帯近くの電力をまかなえ、日本の電力不足の緩和に寄与する。碩禾電子材料は同発電所により、毎年8億日本円を超える収入が得られるものと見込んでいる。