2024/12/26

Taiwan Today

経済

TPUで世界上位三位、鼎基が屏東輸出区に30億元超を投資

2015/05/25
台湾南部の屏東県に位置する屏東加工輸出区。TPUで世界上位三位の鼎基化学工業株式会社が30億台湾元あまりを投資して入居する。(経済部サイトより)

経済部(日本の経産省に相当)加工輸出エリア管理処は今月21日に同エリア入居投資審査会を開き、鼎基化学工業株式会社、宝詠実業有限会社、妙果食品株式会社、弈宣科技開発有限会社の4社の投資案を許可した。

鼎基化学工業(DingZing Chemical Corporation)の投資額は30億380万台湾元(約118億7272万日本円)で、台湾南部の屏東パークエリアに入居し、TPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂)を生産する。同社は1981年に創業、本社は南部・高雄市小港区にあり、シートとフィルム、シール材・パッキン材、空気圧ホース・チューブの4種類の製品を同時に生産できる唯一の国際的な企業。現在、TPUで世界のトップ3に数えられるメーカーであり、業界を主導する地位にある。

同社のTPU製品は100%リサイクル可能な環境保護材料で、従来の化学原料の特性を変えたことで、従来型のPVCに取って代わるもの。主にスポーツ・レジャー用品、自動車、3C(コンピュータ、コミュニケーション、コンシューマーエレクトロニクス)製品、アパレルなどに使用される。

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