国防部(日本の防衛省に相当)は25日、中華民国軍は核心となる力量の構築を積極的に進め、従来の領土、領海、領空、宇宙に、「第五の領域」であるコンピュータネットワークの世界における主権観念を結びつけると強調した。国家安全法の改正と合わせれば、中華民国軍は平時と戦時のいずれにおいても法律に則って任務を果たし、サイバー世界での「領土」も守っていけるとしている。
国防部によれば、馬英九総統の指導の下、国家安全会議と行政院(内閣)はそれぞれ、「国家情報通信安全指導チーム」と「国家情報通信安全会議」を設置しており、全国の各省庁において情報通信セキュリティと重要な情報インフラの防護にあたる部署を統合、完璧な情報セキュリティ早期警報システムを整備しているという。