台湾が間もなく、中国大陸旅客の航空便乗り換え経由地となることがこのほど、台湾と中国大陸の窓口機関トップ会談で基本合意に達した。これが好感され、25日の株式市場では、長栄航空(エバー航空)、中華航空(チャイナ・エアライン)、復興航空(トランスアジア航空)といった航空会社の株価が軒並みストップ高となった。
空運株は、台湾と中国大陸の窓口機関トップ会談で、台湾が中国大陸旅客の航空便乗り換え経由地となることで合意に達し、下半期にもスタートすると期待されるほか、国際原油価格が1バレル60米ドルを切るまでに下落したことや、間もなく到来する夏休みの旅行シーズンなどの好材料を受け、中期的な株価が保証される見通しで、今後の値動きも好感されている。
交通部(日本の国土交通省に類似)民用航空局の林志明局長は、台湾桃園国際空港を経由地として航空便を乗り換える中国大陸旅客の数は、年間延べ40~80万人との見込みを示した。
チャイナエアラインは、このサービスに伴う収入は、必要とするコストよりも極めて多くなると説明した。航空会社は既存の航空便を利用するだけで、搭乗率を高め、座席の消化を拡大できるという。