2024/12/26

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政治

台湾の電動スクーター、高性能化とスマート化目指す

2015/05/29
睿能創意(gogoro)の電動スクーター。電池を抜き出して交換する方法で、充電に必要な時間を無くす。(中央社)

行政院(内閣)は省エネルギー及びCO2削減の政策推進を前提に、2014年から2017年まで、引き続き電動スクーターの購入補助金を提供する。「小型軽型機車(1.34馬力未満、最大時速30キロ以下)」を購入する場合には7200台湾元(約2万8765日本円)、「普通軽型機車(1.34馬力以上、5馬力未満)」には1万台湾元(約3万9952日本円)を補助する。また、基幹部品の国産化に向けての指導、排気量100ccから125ccレベルの電動スクーター開発による、メインとなる市場への参入、イノベイティブな運営モデルの推進などの政策を策定していく。

現在、電動スクーターの性能は排気量50ccから80ccの従来型スクーター(ガソリン車)レベルで、新鋭メーカーの睿能創意(gogoro)などは排気量100ccから125ccレベルの電動スクーターの開発に取り組んでいる。

睿能創意の開発する高性能電動スクーターは今年下半期に発売される予定。車両用コンピュータの概念も導入しており、電動スクーターをスマート化することで、消費者は常に車両に関する情報を把握できるようになる。また、スマート電池の交換ステーションと「車電分離(車両の価格は従来型のスクーターと近く、電気はガソリンより廉価な状態)」の新たな運営モデルを結びつけることで、「重型電動機車(5馬力以上の電動スクーター)」が市場に登場する初期、利用者の購入コストを大きく引き下げ、経済部(日本の経産省に相当)がイノベーションを奨励する立場を実践する。

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