2024/12/26

Taiwan Today

経済

「自分の使用電力は自分で節約」、6月は「省エネマンス」

2015/06/02
行政院の毛治国院長(首相、左から4人目)は1日、毎年6月を中華民国(台湾)の「省エネマンス」とすると宣言した。(中央社)

行政院(内閣)の毛治国院長(首相)は1日、毎年6月は中華民国(台湾)の「省エネマンス」だと宣言した。キャンペーンによるPRを通じ、「自分の使用電力は自分で節約する」という習慣を身に付けて欲しいとしている。また、今年4月にスタートした「スマート節電計画」では、すべての人々が参加することで、来年4月には素晴らしい成果が期待できると語った。

経済成長に比例して使用電力も伸びているが、政府は今年から「自分の使用電力は自分で節約」キャンペーンの準備を進め、中央と地方が手を取り、商業用電力と一般世帯用電力の2%(使用電力全体の1%)を節電するという目標を掲げた。今年の経済成長率は3.5%超、使用電力成長率は約2.5%と予測され、1%の節電を相殺すれば使用電力成長率は1.5%となるが、依然として使用電力には相当の限界プレッシャーがあり、将来的な電力不足リスクの種になることも懸念される。

毛院長は、節電は養う必要のある習慣で、かつ毎年の努力が必要であると指摘、今年は節電を試験的に行う年として、政府はこれまでと違うやり方を採ると説明した。中央から特別に30億台湾元(約120億日本円)を計上し、うち20億台湾元(約80億日本円)は、各県・市政府がそれぞれの地方の使用電力から節電目標を設定し、効果が期待される各種措置にこの助成金を活用するとともに、電力使用において人々に長期的によい習慣を身に付けさせ、投資することを奨励するものだと述べた。

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