米国州司法長官会議(The National Association of Attorneys General, NAAG)の夏季年次総会は17日から19日(台湾時間)にかけて、米カリフォルニア州サンディエゴで行なわれており、中華民国の羅瑩雪法務部長(法務大臣)が招きに応じて参加した。
羅法務部長は同会議で、「互いの信頼と協力が司法正義の架け橋につながる」と題してあいさつ、政治的要素の影響で中華民国(台湾)は外交面で苦境に立たされ、司法共助は容易でないとしながらも、国際社会の一員としての責任は断固果たしていく姿勢を強調した。
羅法務部長は、中華民国(台湾)が今年5月に「国連腐敗防止条約施行法」を成立させたこと、並びにマネーロンダリングなどを防ぐ、国家レベルの金融体系を構築していることを挙げ、これらは中華民国の犯罪撲滅に向けての決意と、国際社会が司法正義の価値を追求していることへの賛同並びに参与を示すものと強調した。