毛治国行政院長(首相)は18日、台湾におけるサイクリング道路は2008年の時点での約900キロメートルから現在は4500キロメートル近くに大幅に増えたとした上で、今年台湾本島一周のサイクリング道路網が完成すれば、5000キロメートルを超えると期待した。
毛行政院長はかつて交通部長(国土交通大臣に類似)を務めていた際に自転車の普及を推進し、当時、「台湾東部を西部より優先、レジャーでの利用を通勤より優先」の原則を打ち出した。毛行政院長は、東部を走る蘇花公路と南部の南廻公路の一部では道路幅が足らないことについても、「将来解決できるはず」と述べた。
毛行政院長はさらに、政府は在来線の台湾鉄道と台湾高速鉄道(台湾新幹線)への自転車持ち込み、並びに、A地点で借りてB地点で返却可能なレンタサイクルを駅周辺で提供できるよう努力していく他、内政部(日本の省レベル)の警察派出所が自転車のサービスステーションとなり、空気補充や簡単な修理、シャワー施設を提供しているモデルはすでに各地に広がりつつあると説明した。