科技部（日本の省レベルに相当）の徐爵民部長（大臣）は米西部時間の19日、米国のシリコンバレーで、「台湾創新創業中心（イノベーション創業センター）開幕式」を執り行うと共に、シリコンバレーのアクセラレーター（ベンチャーの成長を加速させるための支援を行なう組織）及びベンチャーキャピタルと協力覚書を交わした。アクセラレーターは、Founders Space、Plug and Play、CoinX、Wearable World Lab の4社。ベンチャーキャピタルはWI Harper、SVT Angels、H&Q の3社。台湾の新企業の国際市場開拓を助ける。
行政院（内閣）は、「創新創業政策会報（イノベーション創業政策会議）」を設置し、国際的なリンクの面で三大計画を定めている。そのうち最初の項目がシリコンバレーにおける「台湾イノベーション創業センター」の設立で、台湾で新たな技術を開発して起業するチームが米国に渡った当初の現地支援とメンター（助言者）のリソースを提供し、速やかにシリコンバレーでの環境に溶け込めるよう協力する。第二の計画は「台湾シリコンバレー科技基金」で、3億米ドルを募り、台湾とシリコンバレーでのベンチャー事業に共同で投資していく。第三の計画は、今年3月末に設立された「台湾創新快製媒合中心（Taiwan Rapid Innovation Prototyping League for Entrepreneurs」。「台湾イノベーション創業センター」は、原型の製造が必要な国際的な起業チームや、サンプルのオーダーを「台湾創新快製媒合中心」に仲介することで、速やかな原型生産、もしくは試験的な量産をサポートする。