「2015年台北国際食品見本市(FOOD TAIPEI)」における「台湾館(台湾パビリオン)」が24日から、台北世界貿易センター(TWTC)の南港展示ホール4階で4日間にわたるイベントを行なっている。
行政院農業委員会(日本の農水省に相当)は行政院(内閣)食品安全オフィスの提案に従い、「台湾食品、安心の出航」をプロモーションのテーマとしており、行政院食品安全オフィスは農業委員会が計画した台湾パビリオンを「食品安全専門エリア」とし、情報発信の主なプラットフォームと位置づけている。同エリアでは簡素でわかりやすい方式で、「食品雲(食品の生産履歴のクラウド運用計画)」の方法を紹介すると共に、油脂製品の管理、農産物のトレーサビリティ(生産履歴)制度などの実例を挙げて、食品の安全性管理に対する政府の着実な政策、並びに管理強化の革新的な取り組み、さらには安全な農業システム構築への心配りなどを伝えていく。
また、台湾パビリオンにおけるマーケティングの目玉を増やすため、今年は「2015年台湾パビリオン十大イノベーション製品」展示エリアを設け、内外のバイヤーや消費者に対し、台湾の農産物による新製品を紹介している。台湾の農産物は長年の努力と普及への取り組みにより、台湾を世界から「美食王国」と称えられるまでにしている。関係者は原料の特性、加工技術、食用の方法などへの考慮からスタートし、イノベーションと研究開発の精神で、消費者を満足させるため精進を重ねている。
台湾パビリオンから派生したエリアには、台湾区冷凍水産工業同業公会(組合)と台湾区冷凍肉類工業同業公会に加入している企業が共同で、台湾の健康的で安全、高品質な農産物を販売している。