毛治国行政院長(首相)は25日、一連の記念活動により、中華民国が抗日戦争の歴史を説明する権利を確立できるよう希望した。毛行政院長は、抗日戦争における国軍兵士の犠牲と貢献の精神を国民に偲ばせ、台湾の「光復(祖国復帰)」と抗日戦争が切っても切り離せない関係にあることを示すと共に、中華民国が抗日戦争を主導した正しい歴史、並びにその第二次世界大戦勝利への貢献を国際社会に理解させるとしている。
抗日戦争勝利と台湾の「光復」から70周年となることを記念し、中華民国(台湾)政府は7月7日より10月25日まで、台湾において16回の記念活動を実施する。国史館、中央研究院近代史研究所、国立故宮博物院の主催する「戦争の歴史と記憶」国際学術シンポジウムは、正確な歴史を紹介し、歴史に関する発言権を取得することを目的としている。7月7日より9日まで、台北市内の圓山大飯店(グランドホテル)で開催される。