行政院環境保護署(日本の環境庁に相当)によると、国民が「グリーンな生活」の原則をしっかりと理解し、環保標章(環境保護マーク)付きの住宅用設備を選ぶだけで、気軽に節電、節水しながら家計の節約もできる。クーラーであれば、10年以上使用した古い設備を一新し、環境保護マーク付きのクーラーに代えることで年間節約できる電気料金は1割以上となる。
同署によれば、環境保護マークの認証を受けた製品には現在、モニター(ディスプレイ)やプリンター、クーラー、扇風機などがあり、こういった設備についてすべて環境保護マーク付きの製品を使用している世帯とそうでない世帯を比べると、節約できる電力は月間37キロワット時(kWh)、節水量は同5.2トンに達する。ひと夏で計算すると1割以上の節電、2割近くの節水ができる。
同署の昨(2014)年度環境保護マーク製品の環境保全効果を計算すると、昨年生産された節電製品は、全国で1億4,495万kWh節電できる。同じく昨年生産された節水製品では、全国で標準的なプール1万個に相当する2, 662万トンを節水できる計算だ。