衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)食品薬物管理署(TFDA)は4日、職員を派遣して海外から届けられた移植用皮膚(ヒトの死体皮膚)の第1便を受領した。皮膚は115枚、3万7,000平方センチメートル分で、3日夜に米国から台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)に届いた。先月27日に台湾北部のテーマパーク爆発火災事故でやけどを負った患者の治療に使うため、各医療機関に分配し順次届けられる。負傷者は創面切除を済ませた上で、創を覆う用途でこの皮膚が使われる。
TFDAは引き続き国の規定に合致する移植用皮膚を集め、このほかに把握している130万平方センチメートル分についても順次調達し、供給に懸念のない量を確保する構えだ。