経済
ドイツのレッド・ドット賞、台北科技大が7点で受賞
2015/07/08
国際的なプロダクトデザイン賞、ドイツのレッド・ドット・デザイン賞のコンセプトデザイン部門で、台北科技大学の「Corner Breaker(上)」、「1 for 2 public locker(下)」など7点が選ばれた。(台北科技大学提供、中央社)
国際的なプロダクトデザイン賞、ドイツのレッド・ドット・デザイン賞で、コンセプトデザイン部門の選考結果がこのほど発表された。世界61カ国4,680点の出品があった中で、台湾北部、台北市の国立台北科技大学は作品7点で受賞した。受賞したのは、力のない高齢者や女性、子どもなどが緊急時に車内から外に出るために窓を破るハンマー「Corner Breaker」や、スペースの大きさをさまざまに調整できる公共ロッカー「1 for 2 public locker」、エアコンの排水をリサイクルし温度と湿度を調節できる「Air Conditioning Whale」など。
「Air Conditioning Whale」は、同大学インダストリアルデザイン学部イノベーション・デザイン大学院の学生、鄧培志さんが設計したもので、クーラーの水蒸気が液化した水滴を回収して再び霧にし、効率よく室内の温度を下げると同時に湿度を保つというもの。これによって、クーラーの「急冷」機能で消費する電力を抑えるだけでなく、電気料金も節減することができる。
この作品は、レッド・ドットのコンセプト賞を受賞しただけでなく、米国の「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(IDEA)」でも今年の優秀賞に選ばれた。