台湾電力株式会社（台電）と工業技術研究院（ITRI）は14日、孫運璿人文科技紀念館（台湾北部、台北市）で、「イノベーション戦略提携パートナー」の記者会見を開催し、共同で双方が今後、長期的な提携パートナーシップを確立したことを発表した。台電とITRIは、「グリーンエネルギー」と「省エネルギー」を象徴する2つの円形のロゴマークを、無限の可能性を持つことを象徴する発光ダイオード（LED）による「無限大」のロゴマークに結合したことで、今後、グリーンエネルギー、省エネルギーの領域において共同で研究を進めていくことを宣言した。
台電の黄重球董事長は、「台湾最大のサービス業者の台電と科学技術の研究開発で台湾屈指の研究機関であるITRIが提携して、双方のリソースと専門知識を結合させ、グリーンエネルギー、省エネルギーに無限の可能性を創り、台湾エネルギー界の新時代を築きたい」と述べた。さらに台電は、ITRIが様々な分野におけるモジュール化技術を知的財産権と結合して、「オープンイノベーションプラットフォーム」を構築したことを説明した。
今後、台電とITRIは、オープンイノベーションプラットフォームを設置し、毎年共同で、国際的な情報、技術マッチングセミナーを開催し、関連分野における世界各国の最新の発展状況に関する情報を共有し、各戦略の開発ニーズに応えたいとしている。