台湾銀行と日本の三菱東京UFJ銀行は15日、日本の三菱東京UFJ銀行本店で、業務提携覚書（MOU）を交わした。
台湾銀行と三菱東京UFJはそれぞれ台湾と日本の銀行最大手。今回の覚書締結は、双方の業務協力をさらに深め、拡大し、それぞれの持ち味と強みを発揮してウィン・ウィンの局面を切り開くことが期待される。また、台日間の金融協力において新たな一歩を踏み出した。
台湾銀行の李紀珠董事長は、覚書締結式のあいさつで、双方が今後、業務発展および双方に利益となる互恵の原則にのっとり、プロジェクトファイナンスやシンジケートローン、貿易金融、資金サポート、人材育成、信託保全などの分野で協力と交流に取り組んでいきたいと述べた。また、特に台湾で事業展開する日本企業や海外の台湾企業に対する業務拡大では、それぞれの強みを生かした相互補完を通じともに発展の契機を創出することもできると語った。
三菱東京UFJ銀行の平野信行頭取はあいさつで、台湾銀行が果たした台湾の経済発展への貢献についての印象は鮮烈で、今回覚書締結でともに業務の発展に取り組めることは、ウィン･ウィンの戦略であると同時に、台日経済協力の発展と交流にも寄与できると述べた。