台湾北部、新北市の黄金博物館は、1898年に落成した金瓜石神社を記念する一連のイベント「義起結縁~尋訪金瓜石神社(一緒に縁結び~金瓜石神社を訪ねて)」で8月8日、戦前に行われていた例祭「山神祭」の精神を再現し、地元の金瓜石地区と協力し「金瓜石関公節」を祝う。「関公」は三国志にも登場する英雄で、後漢に活躍した関羽のこと。今年8月8日は関羽の誕生日(旧暦6月24日)に当たる。
金瓜石神社は他にはない珍しさから、2007年に新北市の史跡に指定されている。黄金博物館はこのイベントを通じ、画期的な方法で祭典に新たな意義を見出し、史跡の活性化と再利用を図るとともに、より多くの人々に新北市の重要な文化遺産を理解して欲しいとしている。