馬英九総統はドミニカ共和国、ハイチ、ニカラグアの三カ国歴訪を終えて18日夜に帰国、空港で談話を発表した。馬総統は、7泊8日、四カ国5都市の外遊を成功裏に終えられたとし、総統就任以来11度目の外遊は、ラテンアメリカに位置する重要な友好国、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチの招きに応じた公式訪問だったと説明した。今回、馬総統は往路ではアメリカのボストンで、帰路には同ロサンゼルスでトランジットした。
馬総統は中華民国(台湾)とドミニカ共和国との協力関係は密接だとし、中華民国が長期にわたって同国に駐在させている農業技術団が稲の品種改良と栽培に協力したことで、同国は2003年にコメの自給自足を実現、2005年には輸出できるまでになったと説明した。
馬総統はまた、ニカラグアでは同国のオルテガ大統領と2時間近く話し合い、同国の体育館建設のために提供した資金を、「移緩救急(本来別の項目の予算をより切迫した目的のために使うよう調整すること)」の方式で、水害による被災者たちのために用いることに同意したことにオルテガ大統領はたいへん感謝したと明らかにした。
アメリカでのトランジットについて馬総統は、ボストンの空港にはアメリカの下院議員2人がやってきて歓迎してくれたとし、中華民国の元首のアメリカにおけるトランジットで過去最高の待遇だったと話した。