米ニューヨークで長年行われている「アジアン・アメリカン国際映画祭(AAIFF)」が23日(米現地時間)、アジア・ソサエティーで開幕した。今年度は、台湾の弱冠14歳の監督、楊逸帆さんのドキュメンタリーフィルム『学習的理由(If There is a Reason to Study)』、セクシュアリティと人権をテーマにしたショートフィルム『Coming Home』が台湾の映画としてノミネートされ、社会の重要な問題に対する次世代の思いや考えを浮き彫りにしている。
今年14歳の楊さんはドキュメンタリーフィルムで、現行の教育制度に対する自身のもがきを表現。見る者を学生自身の角度に引き込み、近年の教育制度改革の方向性をめぐる台湾社会のさまざまな思想や議論を振り返る。
AAIFFは、中華民国(台湾)の駐ニューヨーク台北文化センターとの関係が深く、ショートフィルムやドキュメンタリーフィルム、新進気鋭の監督の作品にスポットが当てられる。今年度は7月23日から8月1日にかけて行われ、一般に公開されている。