馬総統は3日、「釣魚台列島は中華民国のものに違いない」と題してメディアに投書した。馬総統は、投書の中で、「釣魚台列島は日本のもの」と発言した李登輝元総統に対し、発言は違憲、違法であり、謝罪と発言の撤回を求めた。
中華民国総統府の陳以信報道官は、「李登輝元総統は、12年にもわたる長期間、総統を務めた。国家政策や世論に精通したはずの李元総統が、なんと国家主権に矛盾した立場を取っている。これに対し、馬総統は、現任総統として非常に遺憾で痛ましい。国家の指導者として主権を守るため見過ごすわけにはいかない」と説明した。
陳報道官によると、馬総統は、「中華民国の総統として、国家の領土と主権を守るため、ごくわずかな土地も奪われまいとする決意が必要だ」としている。馬総統は投書を通じて、完全かつ明確な主権の論述を提示することで、釣魚台列島が中華民国の領土という主張が単なる美辞麗句ではなく、歴史、地理、地質、国際法の確かな基盤に基づいたものだと証明したのだという。