台湾全土に大きな被害をもたらした台風13号(アジア名・ソウデロア)で、台湾北部、台北市の路上(龍江路104号)にある1対のポストが、落下した看板により、ちょうど人間で言うと腰を横に曲げた格好に傾き、「萌えポスト」として思いがけず大人気の記念撮影スポットとなっている。一方、あまりに多くの人が訪れ、周辺の交通や付近の住民に影響を及ぼしかねないことを踏まえ、中華郵政は13日午後5時にこのポストをいったん撤去し、移転させることを決めた。ポストは元の状態で保存し、郵政博物館台北北門分館(親子互動館)の入口左側に展示する。また「萌えポスト」のあった場所には新たなポストを設置する。
台北郵便局はこれを機に、「微笑萌えポスト」を記念した消印を作成、12日午後5時から13日午後5時まで、このポストが撤去される前の1日の間に、郵便物を投函した人に消印を押印し、歴史的な瞬間を人々と見届けたいとしている。