2024/12/27

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経済

台湾海峡跨ぐ電子商取引、中国大陸向け通関がスピード化

2015/08/14
電子商取引の規模は拡大を続けている。台湾海峡を跨いだ取引には大きなビジネスチャンスが存在する。(中央社)

台湾海峡を跨ぐ電子商取引のビジネスチャンスは巨大。台湾品生活文創国際株式会社はこのほど中国大陸の中外運航運有限公司と提携し、台北松山空港から中国大陸・上海の虹橋空港を結ぶ直行便で中国大陸に輸出される台湾の商品について、12日よりグリーン・チャンネル(税関で申告対象品の無い場合に通る通関路)を整備、通関検査のスピードアップの他、「行郵税(税関が入境した旅客の荷物と個人の郵便物に課す輸入税)」の優遇も受けられるようにした。1件あたり500人民元(約9700日本円)以下の「小額消費」は免税となる。このシステムにより、初年度の売上げは100億台湾元(約383億日本円)が期待できるという。

中外運の張淼総経理(社長)は、上海の虹橋空港における上海-台湾間の電子商取引スタートはグローバルな電子商取引業務の一部で、将来、両岸間の電子商取引の金額は中国大陸の貿易額全体の3割を占める可能性もあると期待している。

台湾品生活の許良源董事長(会長)は、中国大陸から台湾に観光にやってくる人は毎年延べ約400万人に達し、台湾の商品をそれぞれ大量に買って帰ると指摘、電子商取引ならば、消費者は朝に注文すれば最速で夜には商品を手にすることが出来、価格面でも納得できるものだと強調した。

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