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天津の大規模爆発、「煙じんは台湾に飛来しない」=環保署

2015/08/17
環境保護署は、中国大陸の天津で起きた爆発事故で今後、大気汚染物質が台湾に飛来することはないと表明した。(環境保護署提供、中央社)

中国大陸の天津の港湾で12日起きた大規模爆発について、「爆発によって拡散された有毒物が大気中に飛散し、台湾方面へ南下しているため、台湾の人々は今後1週間雨にぬれないように」という情報がインターネットで流れている。これに対し、行政院環境保護署(環保署、日本の環境庁に相当)は15日に緊急声明を出し、夏の現在は南西の風が吹いており、北西にある天津から台湾に大気汚染物質が飛来することはないため、パニックに陥らないよう、またこのようなデマをこれ以上転送しないよう呼び掛けた。

環保署はまたアメリカ海洋大気庁(NOAA)の追跡モデルを使い、天津の爆発事故では現地の風の様子から、汚染物質はまず東北に飛ばされ、南方にある台湾に拡散されることはないとの分析を示した。

一方、中央気象局(日本の気象庁に相当)もこの爆発事故は台湾に影響することはないと指摘。台湾では夏は南西の風が吹き、今週の水曜日から木曜日にかけ雲の層が厚くなり、風がやや北に向いたとしても、天津は台湾からみて北西にあるため、大気汚染物質が台湾に飛来することはなく、パニックにならないよう呼び掛けた。

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