中華民国(台湾)は25日、先月19日に設立されたばかりの北太平洋漁業委員会(NPFC)の正式会員国となった。
NPFCの正式メンバーとなったことは、台湾にとり、北太平洋公海での漁業操業をめぐる権益を守ることができるのみならず、遠洋漁業の発展の足固め、および漁民の利益保障の一助となることが期待でき、台湾の遠洋漁業発展における重要なマイルストーンを意味する。
NPFCは2006年、米国、日本、韓国、ロシアの4カ国の呼び掛けで創設準備が始まり、事務局は日本の東京に置かれている。台湾は2009年にNPFCの招きを受け、この組織の基礎となる北太平洋漁業資源保存条約の作成交渉に参加した。中華民国は「漁業実体(Fishing Entity)」として「中華台北(チャイニーズタイペイ)」名義で正式に会員となった。