外交部(日本の外務省に相当)と中華民国高等政策研究協会は25日、米国のヘリテージ財団および日本の国際問題研究所(JIIA)と協力し、台湾北部の台北市で「2015台米日三者安全保障対話シンポジウム(2015 ROC (Taiwan)-US -Japan Trilateral Security Dialogue)」を開催した。
このシンポジウムでは、台米日の国会議員による対話の伝統を受け継ぎ、米国のスティーブ・ラッセル下院議員(オクラホマ州選出)、日本の鈴木馨祐衆議院議員、中華民国(台湾)の国会議員である陳唐山立法委員と江啓臣立法委員を招き「台米日三者国会議員対話」を行った。また、中華民国、米国、日本など11カ国の研究者や専門家ら20人超が出席し、アジア太平洋地域における安全保障や経済協力をめぐるさまざまな議題について話し合った。
今年のセッションでは、行政部門の高官によって、非伝統的安全保障をめぐるテーマが初めて取り上げられた。出席した行政部門の高官らは、公衆衛生と環境保護を例に取り、アジア太平洋地域がこの分野で国際多角協力メカニズムを整備することの重要性について討議した。