経済部(日本の経産省に相当)「台日産業連携推進オフィス(TJPO)」と台湾区電機電子工業同業公会(組合=TEEMA)が共同で取り組んだ結果、経済部工業局の呉明機局長立会いの下、TEEMAの陳文義秘書長は27日、台湾の産学団体を代表して、日本の多摩川精機株式会社の関重夫社長と技術協力覚書を交わし、「軽量化スマートロボット聯盟」を共同で立ち上げると宣言した。
台湾と日本の双方が共同で設立する「軽量化スマートロボット聯盟」では、多摩川精機の高度なサーボモーターに関するキーテクノロジーを導入することで、台湾のメーカーの技術水準を高め、医療ケア、生産自動化、生活サポート用の軽量化ロボットなど様々な応用分野を共同で発展させることが期待されている。それにより、世界の産業バリューチェーンの中での台湾のレベルアップと変革を加速し、台湾の産業にとっての新たな「ブルーオーシャン(未開拓市場)」を切り開き、台湾と日本のウィンウィンを実現する。
TEEMAは今回、東佑達自動化科技株式会社、易来福智家科技株式会社、環隆科技株式会社、所羅門株式会社、廣大精機株式会社、金器工業株式会社、全球伝動科技株式会社、国立台湾科技大学(台湾北部・台北市)の8つの産学団体を結集し、これらを代表して多摩川精機と技術協力覚書に調印、双方はまずロボットオートメーション産業から技術協力を進めることで合意した。